■端渓硯
端渓硯の商品一覧ページです。
端渓硯とは、中国広東省肇慶市で産する端渓石を原料として作られる硯で、古来から名硯として有名です。
有名な三坑の老坑、麻子坑、坑仔岩をはじめ、宋坑、梅花坑、白端渓、緑端など各種取り揃えています。
■商品価格は予告なく変更することがございます。
■1配送につき、税込価格10,000円以上のご注文をいただいた場合、送料が無料になります。
■ 硯は全て新品です。■品質は保証いたします。
■硯用木箱を受注生産いたします。サイズをお知らせください。
■端渓老三坑について
端渓において、石質が最も優れるのは老坑であり、次に坑仔岩と麻子坑が続き、
これら三つは「端渓老三坑」と称されています。老坑は西江の岸辺に位置し、
端渓鉱区の中で地理的に最も低い硯坑です。豊水期には西江の水位が上昇し、
江水が岸にあふれ、老坑の洞口は水中に沈んでしまいます。
乾季には西江の水位が下がるため、老坑の洞口は現れますが、
内部は依然として水がたまっています。米フツの『硯史』に
「下岩第一、穿洞深入。治平中貢硯……聞有仁宙,已前賜史院官硯多是」とあることから、
老坑は少なくとも宋の仁宗(1023~1063年在位)の時代から採掘されており、
そこで作られた硯は史官への贈り物として使われ、治平(1064〜1067年)年中には
貢物としても用いられました。老坑は年間を通じて水に浸されており、
石質が艶やかであるため、水岩とも呼ばれています。
老坑の採掘は断続的に行われており、明代の永楽(1403〜1424年)、
成化(1465~1487年)、万暦(1573~1619年)と清代の乾隆(1736~1795年)、
光緒(1875~1908年)においても採掘が行われましたが、
採掘された硯材は非常に少なく、通常は短期間の採掘後に中止を余儀なくされました。
最後の採掘は1972年に当時の肇慶市端渓名硯厂によって行われました。
しかし、老坑の旧洞口は低くて狭く、出入が不便で安全ではなかったため、
1976年に国家軽工業部の投資により旧洞口から東へ30メートルの地点に新しい洞口が開設され、
高さと幅がそれぞれ1.8メートル、総延長約90メートルの坑道が大西洞に接続され、
1990年代末まで採掘が行われました。
■端渓硯の現状
中国広東省肇慶市の端渓硯販売店および採掘現場の情報 2022/4月
端渓硯の原石は現在も中国政府管轄のもと、緑端、宋坑などは少量の採掘がされています。
老坑、麻子坑、坑仔岩は現在採掘されていません。
原石は国の資源ですので、採掘は民間ではなく政府の管理のもとで行われています。
また個人的な爆破採掘は許可していません。
管理強化により、違法採掘場所は封鎖されています。
国家事業として認可された企業のみが採掘しています。
最近、新麻子坑、新坑仔岩と呼ばれている端渓硯は斧柯東(沙浦石)の別名です。
本来の麻子坑、坑仔岩は老麻子坑、老坑仔岩と呼び区別しています。
弊社では中国政府公認の坑道から採掘された硯を販売いたしております。
日本では諸々の情報がありますが、上記が現状です。
端渓硯には石紋が多くあります。
端渓硯販売店 ※広東省肇慶市
弊社では端渓硯の原産地、肇慶市から直接仕入れて販売しています。
(広東省肇慶市は別名で硯都とも呼ばれています)
■木製硯箱の受注製作をうけたまわります。→こちらです
形などお知らせください。唐木、クスノキ、カリン、コクタンなどでおつくりいたします。
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※木箱は天然木のため、年月が経つと変形してくる場合がございます。
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TEL(代)011−661−6879